Blog

2016.09.08

【Twitter調査】花火大会のライブで最も呟かれた人はこの人!~神宮外苑花火大会2016を題材にTwitter投稿調査を実施~

 

目次

 

調査概要

Twitterで、花火大会についてどのように人々は語っているのかを見るために、目視により投稿内容を人の目でチェックし分類しました。正式名称は「神宮外苑花火大会」ではありますが、通常そのような長い単語を入力して呟くことは限定的だろうと考え、【神宮 AND 花火】というワードで投稿を拾いました。


調査概要は以下の通りです。

 項目  詳細
調査目的 Twitterにおいて、神宮外苑花火大会に関する投稿がどのように呟かれているのかを分析する
調査メディア Twitter
花火実施日 2016年8月20日(土)18:30~19:30
※花火大会の詳細については神宮外苑花火大会公式ホームページをご覧ください。
調査方法 Twitter上の投稿を収集し「投稿日時」や「内容別分類」をもとにデータを整理。
なお「内容別分類」は、アディッシュ株式会社の運用チームにて人の目で実際に内容を読み仕分けた。
検索ワード 神宮 AND 花火
投稿収集期間 2016年8月15日13時~2016年8月25日8時(全33,562件)
分類対象期間 上記のうち毎日16~23時の投稿を抽出し分類(合計8,547件)

 

調査結果抜粋~最も呟かれた人はこの人!

■日別投稿件数推移

日別の投稿件数推移をみると、花火当日(8/20)に1万件を超え、平常時と比べ数十倍の件数となりました。花火大会のタイミングに一気に大勢の人が呟く様子がよくわかります。そして2日も経つと急激に件数が減りました。

 

Twitter調査結果

■1時間ごとの投稿件数推移

1時間ごとの投稿件数を見るとさらに顕著にその傾向がわかります。花火の最中である8/20 18時台・19時台の投稿は、いずれも1,000件を超えました。そして8/22には、1時間当たりの件数が1ケタになるまで減少していました。花火の最中に花火を見ている実況中継をしている人が多いのかもしれませんね。

Twitter調査結果

 

■投稿内容の変遷①

アディッシュ株式会社では運用チームを持っており、24時間365日の監視体制を整えています。その運用チームにて、投稿を1件1件目で読みながら内容を分類しました。
上は、花火大会の5日前(8/15)、下は、花火大会の当日(8/20)、いずれも、16~23時につぶやかれた投稿を内容別に仕分け、その比率をグラフ化しました。
パッと見てすぐ気付くのが、8/15にはグラフの帯の色が4,5色ほどしかないのが、8/20には様々な色で表現されている点です。花火大会当日の話題の方向性は多岐に亘っているということです。中でも、茶色帯「近所で見ています、見ていました」や、黄緑帯の「会場内で見ています、見ていました」の比率が、 8/20に多くなっているのも分かります。薄灰色「ライブについての意見感想」も、8/20には一定程度の比率を確保していることが分かりますね。
Twitter上には、多くの人の意見や感想が溢れていることがお分かりかと思います。

Twitter調査結果

 

■投稿内容の変遷②

こちらは、上のグラフと同じデータを見せ方を変えたものです。上のグラフは時間別で、こちらは日別です。
8/20は話題の内容が多岐にわたっていて、特に「ライブについての意見感想」「近所で見ています、見ていました」など”現在の状態”に関する話題の比率が増えている様子がよく分かりますね。
意外にも、花火自体の話題(「花火についての意見感想」)は比率が少ないようです。

Twitter調査結果

 

■最も多く語られたライブアーティスト

神宮外苑花火大会では豪華なライブも開催し、出演アーティスト数も20組以上と多いです。
それぞれのアーティストに関する投稿数をカウントしたところ、花火当日に最も多く語られたのは「AKB48」。「渡辺美里」がそれに続いています。
このグラフを見ると、アイドルとベテランと程よくミックスされていますね。
これを見る限り、恐らく投稿者の年齢層も豊富なのではないでしょうか。
出演アーティスト(神宮外苑花火大会公式ホームページ)
※上記ページは毎年更新されるため、2016年のアーティストは上書きされております。

Twitter調査結果

 

Twitter調査を行うにあたって考えるべきこと

Twitter調査をするとあらゆることが見えてきます。人々がどのような時間帯にどのような行動をとっているのか、呟いている内容の変遷はどう推移しているのかなど、Twitterの投稿動向を見ることで、人々の行動を読み解くことが可能となります。

ただし、適切なキーワードと内容をいかに精査するかの基準は必須です。今回は【神宮 AND 花火】といういわゆる"ビッグワード"を登録して人々の行動全般を見ましたが、件数が多くなってしまうというデメリットもあります。もう少し切り口がはっきりしている場合は、それに適したワードを入れてチェックすると、より効率的・効果的に分析できるでしょう。

関連投稿:ソーシャルリスニングをマーケティングに活かす 前編
関連投稿:ソーシャルリスニングをマーケティングに活かす 後編

Writer

この記事を書いた人

アディッシュのモニタリングソリューション「MONI」

ライター

アディッシュのモニタリングソリューション「MONI」

インターネットコミュニティ運用、SNS運用、リスク対策に役立つ情報をお届けします。投稿監視に関連する最新動向や運用設計のポイントをご紹介します。