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夏休みに増加するネットリスクに備える

夏休みと書き込み数の増加

仕事や学校が休暇に入ると、スマートフォンを手にする時間が増加。自身が参加しているネット上やアプリ内のコミュニティを訪問する機会も通常時より増えていくことでしょう。

敢えて、このことを整理するのならば下記の理由が挙げられるのではないでしょうか。

1.持て余す時間の増加
夏休みはレジャーに費やす時間も増加しますが、それだけですべての休暇が埋まるワケではありません。目的地までの移動中などちょっとした時間が増えることで、自然とコミュニティへの参加機会が生じます。
また、大学生などは約2か月間にも及ぶ夏休みが続きます。現実における人間関係の希薄化を穴埋めするようにネット上のつながりを求めて行くことも想像できます。

2.投稿するネタの増加
「夏休みは◯◯に行ってきた!」など、ネットコミュニティで報告する用のネタが増加する夏休み。普段できないことにチャレンジするなど、現実の世界で活性化したユーザーの動きはネット上にも反映されます。
また、自分自身に出来事が起こっていなくとも、周囲に起こっていれば覗きに行きたくなってしまうもの。そこに返信をしてみたりと、活性化した状態は周囲に広がっていきます。

また、コミュニティの運営者としても夏休みを利用したキャンペーンなどの実施も一般的ですね。

出会いについての書き込み

ネット上のコミュニティにおいて、現実世界での出会いにつながるやり取りを許容するかどうかは判断が分かれるところです。
ただし、一般的なコミュニティにおいて不健全な出会いを求める記述などは活性化させたくないという運営者の方々も少なくはないのではないでしょうか。

現実でのコミュニケーション量が減ってしまう休暇中、ネットにつながりを求めてしまうことはよくあります。さらに夏は花火大会など各地でのイベントも多く、新たな知り合いを見つけるという思いは加速していくでしょう。

ここ数年の傾向として、「出会いについての記述」は、その他のユーザーにも見られているネット上のコミュニティで発生することは減少しました。その代わりに無料通話アプリなど、1対1のコミュニケーションができるよう連絡先の交換が増加しています。

これらのアプリは広く浸透していることから警戒心が低下。かつてコミュニティ上で行われていたやり取りが、連絡先を交換した上で1対1で行われているのかもしれません。

不健全な出会いかどうかは置いておいても、連絡先を交換されてしまったら自社のコミュニティからユーザーが離脱してしまいます。
もちろんコミュニティ運営上のリスクは「出会い」だけではありませんが、夏休みこそ注意深く見ていきたいですね。

求められる24時間365日体制

個人的な感情を振り返ってみても、夏休みに気分が浮かれてしまう大きな要因が「明日のことを気にしなくてもいい!」ということ。
次の日の仕事や学校のことを意識しなくなり、つい夜更かししてしまうものではないでしょうか。

そのため、ネットコミュニティにも深夜の時間帯まで滞在。自分の他にも同じ状況のユーザーが多数いれば、コミュニケーションが続いてしまいます。

そのような状況だからこそ、夜間であっても運営体制の維持は必須。深夜に書き込まれた問題のある投稿に早急に対応していく必要があります。

adishのコミュニティパトロールでは、24時間365日有人でモニタリング。手薄になりがちな休日、深夜帯のコミュニティ監視にもご活用いただけます。