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Instagramの利用規約とコミュニティガイドライン!投稿写真は誰のもの?

企業のプロモーション施策として人気のInstagram。画像や動画を中心としたビジュアル重視のSNSとしてユーザーも増加しています。企業がアカウント運用をするにあたって、守るべき利用規約とコミュニティガイドラインを再度チェックしましょう。

Instagramの利用規約とガイドライン

個人アカウントとして、もしくは企業アカウントとしてInstagramを利用することは、「利用規約」、そして「コミュニティガイドライン」に同意したことになります。

利用者の皆様にこの素晴らしいコミュニティを育て、守っていただくためのコミュニティガイドラインを作成しました。Instagramを利用することで、これらのガイドラインと利用規約に同意したことになります。

それでは何のために利用規約が存在するのでしょうか。

利用規約の冒頭を一部抜粋します。

本規約の条項は、利用者の法的な権利および義務に影響をおよぼすものです。本規約のすべての条項に同意できない場合には、本サービスへのアクセスまたは本サービスの利用をおやめください。

Instagramの利用は上記の規約を守るという同意です。利用規約はInstagramを利用する上での基本的なルールとなるので一度は目を通すべきでしょう。

一方でコミュニティガイドラインはその存在意義を下記のように記載しています。

利用者の皆様にこの素晴らしいコミュニティを育て、守っていただくためのコミュニティガイドラインを作成しました。Instagramを利用することで、これらのガイドラインと利用規約に同意したことになります。Instagramは、このガイドラインに従った場であり続けるよう努め、皆様にもそうしていただきたいと考えています。これらの規定範囲従わない行為は、コンテンツの削除、アカウントの停止、またはその他の制限につながる可能性があります。

「利用=同意」についての記述は利用規約と同様。またこちらにはコンテンツの削除やアカウントの停止、その他の制限について、より踏み込んで記載をしています。
利用規約よりも具体的なケースを挙げながら、やっていいこと、やってはいけないことを説明しています。

 

投稿写真の所有権

利用規約とコミュニティガイドラインは一度目を通すべきです。
ただし、内容も多岐にわたっているため企業のアカウント運用において注意すべきポイントを説明します。

Instagramは画像や動画を中心とするSNSであり、多くの企業もビジュアルでの訴求を意図してアカウントを開設するかと思います。
また、特定のテーマで利用者から写真を集めるキャンペーンを実施するなど、企業とユーザーとの交流も画像を中心に回っています。

それでは、あなたがInstagramに投稿した写真の権利は誰のものになるのでしょうか。

Instagramの利用規約において、写真の所有権は投稿者のものであることを明記しています。ただし、一方で利用者は、非独占的かつ無料で、譲渡可能で、再許諾権付きの世界的使用許諾をInstagram社に付与することも記載されています。

かなり噛み砕いて説明するのならば、写真の所有権は投稿者のものだが、Instagram社は使用料を支払わずに写真の利用権を他社に提供することが可能としています。
また、同時に利用者は自分の写真の公開範囲を設定することが可能であることも明記されています。

以上はInstagram社と利用者の写真にまつわる権利のお話です。それでは利用者と企業の場合はどうなるのでしょうか。

例えば、特定のハッシュタグ(#)を用いてユーザーから写真を集めるコンテスト型のキャンペーンを実施するかもしれません。
さらに集めた写真をウェブサイトに掲載したり、その他のメディアに利用することもあると思います。その際にはキャンペーン実施にあたって、写真の利用方法を明記して、キャンペーンへの参加は同意であることを伝える必要があるかと思います。

Instagramはこのようなキャンペーンを禁止していませんが、同時に関与することもありません。

InstagramのNG画像

企業がInstagramを活用していく上で気にすべきは、画像のルールを遵守すること。
Instagram社は、「投稿すべきでない画像」を明確に定義しています。

Instagramのコミュニティガイドラインによると、ヌード画像はたとえ芸術作品であったとしてもNG。例外として乳房切除術後の瘢痕や授乳をしている女性の写真、ヌードの絵画や彫刻の写真について記載があります。

Instagramに対して利用者は芸術的な雰囲気を求める傾向があることから、ヌードなどの表現が無関係とも言い切れません。無意識にNG画像を投稿してしまわないように注意する必要がありそうです。

その他、犯罪行為、違法薬物、性的サービスの呼びかけ、また差別的表現に対してのガイドラインを詳しく記載しています。やはりコミュニティガイドラインはコンテンツ作成の上で、一度目を通すべきですね。

では、禁止事項に触れるページ運用をした場合にどのようになるのでしょうか。

Instagramには利用者による通報機能があります。通報されてからアカウントやコンテンツを即削除されるわけではありませんが、運営の調査対象となる可能性は否定できません。

Instagramに限った話ではありませんが、他社のSNSを利用していく以上、守るべきルールの把握に努めたいところです。

 

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