企業にとって、ネット掲示板やSNSでの“炎上”は死活問題です。できるだけ早く情報を入手し、できるだけ早く対策をとらなければなりません。
炎上の発端、火種はさまざまなところに存在します。
1つは、企業の公式アカウントで、不用意な発言や対応をおこなった場合です。これは「ソーシャルメディアポリシーの役割」でも紹介しましたが、ソーシャルメディアポリシーで防いだり、モニタリング(監視)したりすることで未然の対応が可能です。
2つ目は、社員の個人利用です。これもソーシャルメディアポリシーで一定の対策が可能となりますが、公式アカウントほどにはコントロールすることができません。
3つ目はWeb全体、つまり一般ユーザーがデマ情報を流したり、企業の日常の活動が火種となったるするケースです。
社員や一般ユーザーの活動が火種となって、憶測や誹謗中傷を巻き込んで炎上へ発展する例は多く、公式アカウントのような事前対策は困難です。しかし逆に言えば、炎上の“火種”となりそうな活動(投稿)をキャッチすれば、その後の対策を迅速に実行することができます。 こうしたWeb上のリスクを発見する手段が「ソーシャルリスニング」です。