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ライブ動画

撮影中にリアルタイムで公開する動画を指す。テレビの生放送のネット版。
企業においては社内研修、外部向けイベント・セミナー等をライブ動画で配信するケースが増えている。

ライブ動画配信時の利点と注意点

ライブ動画の魅力は、視聴者に臨場感をリアルタイムで伝え、双方のコミュニケーションによって明確な手ごたえを掴めることにある。また、編集の無い「ありのまま」を伝えるため、コンテンツに信頼性を持たせられる。
しかし一方でリスクもある。ライブ動画の配信中に視聴者から誹謗中傷のコメントが投稿されて場が荒らされたり、予期せぬ映り込みなどで見せたくないシーンを見られてしまうハプニングも多い。

ライブ動画が配信できる代表的なサービス一覧&各サービスの特徴

国内で利用されている主なソーシャルメディアはどれもライブ動画の配信が可能である。企業利用する場合は複数人で管理することになるため、企業アカウントの開設が必要となる。
メディア毎の特徴を見ていこう。

Facebook(Facebookライブ)

従来の投稿と同じように、アプリのフィード内でライブ動画の配信が可能。
MAU(Monthly Active Users / 月当りのアクティブなユーザー数)は全世界で20億人を超える。その数は他のソーシャルメディアと比較してトップクラスのため、世界規模での集客や広告効果に期待できる。
Like(いいね!)など5種類のリアクションは表示されるとすぐに消える仕様だ。

Youtube(Youtube Live)

企業利用には「ブランドチャンネル」を使用する。大手企業に限り「公式ブランドチャンネル」の開設が可能であり、プロモーションに役立つ機能を有料で利用できる。ライブ動画の配信後はアーカイブスの有無を選択し、通常の動画としても残せる。

Twitter(Periscope)

商品やサービスについてつぶやくユーザーが多いため、カスタマーサービスにTwitterを利用する企業もある。
これまでは独自のアプリ「Periscope」をインストールしなければならなかったが、現在はTwitterのタイムライン上で気軽にライブ動画を投稿できるようになった。縦動画に対応しているため、ユーザーはスマホの向きを変えることなく閲覧ができる。また、コメント入力欄が画面を邪魔しないよう呼び出し型となっているなど、ユーザーの離脱防止の工夫がされている。

LINE(LINE LIVE)

企業利用には「LINE@」というビジネス向けのアカウントで運用する。
ユーザーに友達登録してもらえば、LINEのプッシュ通知機能を活用してLINE LIVEに誘導することができる。また、ハッシュタグ機能が追加されたことで、ユーザーによるタイムラインでの拡散性も高くなった。
ライブ動画の配信では、約50種類の「LIVEスタンプ」やフィルターなどの使用が可能。視聴者がリアルタイムでギフトアイテムやハートなどを送れる「応援機能」もあり、コミュニケーションを図るのに有効である。

Instagram(Instagram Live)

流行に敏感な女性の利用者が多数であることから、女性向け商材のマーケティング効果が大いに期待できる。
複数の画像や動画を1つの投稿でアップできるストーリー機能は24時間で動画が削除されるのに対し、ライブ動画の配信は配信終了後、自動的に削除される。
企業がライブ動画の配信を行う場合、イベントの様子を臨場感のあるライブ動画で配信にして、イベントの舞台裏の模様をストーリーで配信する等の併用も可能。

 

(※2018年6月時点の仕様に基づくものです)

まとめ

どのライブ動画の配信サービスも、簡易な操作性とリアルタイムの利点を存分に楽しめる工夫が施されており、今後も利用者は増えていくと予想される。しかしライブ動画の配信のメリットとデメリットは表裏一体であることを忘れず、リスク対応も含めたコンテンツシナリオをしっかり作っておくことが大切である。

アディッシュではライブ動画のリスク対応のご相談もお受けします。お気軽にお問い合わせください。