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セマンティックセグメンテーション

セマンティックセグメンテーションとは、AIの画像処理の手法の1つで、画像内のすべての画素に対してラベルを付与すること。

セグメンテーションとは「区分け」「分割」「区分」といった意味を持つ単語で、AI周りで用いる場合には、画像内の物体を区分するための作業のことを指す。

セマンティックセグメンテーション(領域分類)とは、画像内のすべての画素に対してラベルを付与するというものである。

具体的には、アノテーション専用ツールを用いて、画像に写っている「空」「道路」「樹木」「人物」「看板」「標識」「建物」などをそれぞれ線で囲み色付けを行い、線で囲った物体に「空」などの該当ラベルを付けていく作業を指す。

こうしたデータを大量に準備し、ディープラーニングに用いることで、AIによる物体認識や物体検出が可能となる。

セマンティックセグメンテーションは、単なる画像分類とは異なり、線で囲む際に正確に囲むだけでなく、それが何の物体なのかを正しく判定しなくてはならない。AIによる予測精度を高めるためには、正確なアノテーションデータが大量に必要とされる。