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ソーシャルメディアリテラシー

ソーシャルメディアを使いこなす上で重要な情報を適切に理解し、発信する能力。インターネットの普及と誰もが利用できるソーシャルメディアの登場によって注目を集める読解と記述の能力と言える。

個人がソーシャルメディアに参加することで、他の個人や組織に対して情報の発信と受信を行うことが可能になった。ソーシャルメディア上でコミュニケーションが活性化する一方で、参加者のリテラシー向上が課題となっている。
一例として、情報の発信においては、アイデアの伝達手段としてソーシャルメディア活用の方法を探るだけでなく、公開すべきではない情報の見極めが求められる(個人情報、プライバシー情報や誹謗中傷など)。
また、情報を受け取る際には「非対面コミュニケーション」を前提として、情報を解釈し、分析を行うことが重要となる。

近年ではソーシャルメディアを発端とするトラブルに企業が巻き込まれることも少なくない。例えば従業員がTwitterに不適切な書き込みを行うことで、雇用主である企業が責任を問われる事例も報告されている。
企業によっては「書き込んで良いこと」、「書き込んではいけないこと」を従業員が理解するために「ソーシャルメディアリテラシー講座」の受講を必須とするなどの取り組みも行なっている。

日々、新しいソーシャルメディアが登場しており、ソーシャルメディアリテラシーもアップデートが求められている。