■2023年10月の炎上分析
※2023年10月1日～31日を集計対象期間としています。
※全40件
2023年10月の炎上事案は40件ありました。先月は「企業」が約半数に及んでいましたが、今回はインフルエンサーやYouTuberなどが多く、「その他」が半数以上を占めました。
YouTuberの炎上で目立ったのは、YouTuberのプライベートに関する炎上です。また対象人数も多く、外国人YouTuberが日本の新幹線に無賃乗車をする動画が大炎上したという事例もありました。
全40件のうち、SNSの投稿が起点となり炎上した事案は全体の37%で、前月より25ポイントの減少となりました。
政治家がサウナで体重計に乗った写真をXにアップしたものが画像解析され、不適切な写り込みがあったことで炎上しました。その後、そもそもサウナで撮影すること自体に批判が集中し、謝罪に追い込まれる事態へと発展するという事案がありました。
■子ども向け商品・サービスでの炎上相次ぐ
小児性愛を題材にした楽曲のミュージックビデオに、自社製品をモチーフにした防犯ブザーが登場したことを受けて、学校教材・教育玩具の製造・販売を手掛ける企業の公式Xアカウントが関連投稿しました。その投稿内容が、自社製品を取り入れてくれたことに対する感謝の意を表すもので、それを見たユーザーから大きな批判を浴びました。子ども向け商品を取り扱う立場として不適切だとして、公式HPでの謝罪に加え、Xアカウントの削除を行いました。
今夏には、大手中学受験塾の講師による生徒の盗撮及びSNS上での個人情報漏洩事件も世間に大きな衝撃を与えるなど、子どもをターゲットとする商品・サービスでの炎上がこのところ相次いでいる状況です。
■集計方法
各種メディア等にて取り上げられた、主に国内の炎上事例をカウントし集計しています。
SNSが起因となっている事案だけでなく、SNS発ではないものも含みます。
企業及びその従業員、官公庁などを中心に取り上げていますが、政治家、芸能人、アイドル、論評家等の不用意な発言による炎上事例は取り上げていません。
ただし、SNSを主戦場とするインフルエンサーやYouTuberなどについては、カウントしています。
■アディッシュのリスク対策について
アディッシュのインターネットモニタリング事業では「公益に資するインターネットをつくる」という事業ミッションのもと、企業のソーシャルリスク対策全般を支援しています。SNSアカウント監視、ソーシャルリスクモニタリング、従業員向けSNS研修サービス、SNSガイドライン策定支援などを通じて、企業のソーシャルリスク・風評被害を最小限に抑えます。
