企業アカウントとしていいね!、シェア、リツイート
企業として解説するFacebookページ、TwitterやInstagramのアカウントにおいて、他の投稿を「シェア」する機能があります。
下記のようなケースにおいてこの機能を利用することになるでしょう。
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関連ページの情報をファンに届ける
例えば、サービスや商品ごとにページを分けて運用している場合、お互いの情報をシェアすることで相乗効果を狙うことがあります。
また、他社であっても協賛しているイベントの情報や企業の垣根を超えて協力する企画などシェアの機会があります。 -
投稿コンテンツを補完する手段として
発信したいアイデアに説得力を持たせるため「シェア」で情報を補完することがあります。コメント付きシェア、引用リツイートなどにより一言付け加える方法が一般的です。
また、発信すべき情報が枯渇している場合にファンにとって役立つ情報を見つけてきてはシェアをする「キュレーション」としてページ運用を行うこともあります。
通常、他のページのコンテンツを「引用ルール」を守らずに転載すれば問題となります。権利侵害として批判されることでしょう。
ただし、SNSにおいて情報は「シェア」されるものであり、この機能を利用すれば多様な運用が可能となります。
企業アカウントがシェアをする意味
では、ありとあらゆる情報を手当たり次第に「シェア」しても問題ないのでしょうか。
まず「シェアとは何か?」を考えていく必要があります。
Facebookであればファン、Twitterであればフォロワーが存在しており、シェアやリツイートは彼らに情報を共有して届けることを意味しています。
当然ながら怪しいURL掲載の投稿をシェアすることは、ファンを危険にさらしてしまうことを意味しています。このようなセキュリティの視点で「シェアして問題ないか」を精査する必要があります。
また、いいね!やシェアなどSNS上のリアクションは支持、共感の意味を含むことがあります。企業アカウントが他のページや一般ユーザーにリアクションをした場合、「お墨付きを与えた」と受け取られる可能性があります。
例えば、賛否両論あるような社会問題などについての投稿を安易にシェア、リツイートしてしまったらその企業も賛同していると受け取られかねません。
運用担当者が不用意にシェア、リツイートしてしまっただけだとしても、企業イメージに大きな影響を与えてしまうでしょう。
「面白いからシェア」だけでなく、投稿者のパーソナリティなども十分に調べた上で判断をするべきかもしれません。
SNSモニタリングで反響を追跡
SNSリスク、ソーシャルリスクへの対策としてモニタリングすべきは異物混入や従業員の不注意投稿、風評被害などだけではありません。
そもそも企業のSNS運用についてどのように評価されているかもモニタリング対象として検討できます。
企業アカウントが活性化するほど、多くの視線が集まるでしょう。応援の声だけでなく、「粗探し」をされてしまう可能性もゼロではありません。
いいね!やシェア、リツイートなどのリアクションも含め、企業アカウント運用がどのように行われているかは一般ユーザーに監視されているとも言えます。だからこそその反応をモニタリングしながら、運用をブラッシュアップしていくことが期待されます。
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