イベントや商品・サービスの発表会など、企業が情報発信する際の手段としても一般的に用いられるようになってきたライブ動画配信。
最近ではYouTubeやFacebook、Twitter、LINE、Instagramなど代表的なSNSがいずれもライブ動画配信に対応したことから、ますます注目を集めています。
その先駆けとなったサービスから最近の人気アプリまで、さまざまなライブ動画サービスをまとめました。
1.ニコニコ生放送
「ニコ生(にこなま)」の通称で知られる、ニコニコ動画のライブ配信サービス。2008年に開始され、ニコニコ動画自体のユーザー数が多かったこともあり、ライブ配信の先駆け・代表的存在となりました。
PCでの配信がメインでスマホ対応が遅れたこと、スマホで配信ができ高画質な動画配信サービスが次々と現れたことなどからその後ユーザー数が伸び悩みましたが、2017年1月に新配信に移行。スマホでの配信や画質・機能が大幅に改善されています。
<機能・特徴>
- 視聴者が放送中の画像上にコメントをつけることができ、リアルタイムで放送画面上に文字が字幕のように流れるのが特徴。
- コメントを通じて放送者とやり取りしたり視聴者間で盛り上がったりできる。
- 利用には会員登録(無料)が必要。
- 生放送を見逃しても一定期間内であればタイムシフト機能で視聴できる。
2.TwitCasting LIVE(ツイキャス)
2010年に運営が開始されたライブ配信サービス。「ツイキャス」の通称で親しまれています。
<機能・特徴>
- Twitter、Facebookのアカウントを使ってライブ配信を行える。
- PCだけでなく、スマホからも簡単に配信ができる。
3.YouTube Live
世界最大の動画サイト「YouTube」のライブ配信サービス。
<機能・特徴>
- 無料で配信・視聴が可能。・配信中に配信者と視聴者がチャットで交流することができる。
- アカウントが認証済みであることが条件なので、配信コンテンツの質が保たれている。
- 配信が終了した動画をアーカイブとして配信者のチャンネルに自動アップロードし、通常の動画と同じように再生させることが可能。
- 動画の保存期間が無制限。
4.Facebook LIVE
Facebookが提供するライブストリーミングの動画配信サービス。
<機能・特徴>
- PCとスマホから配信でき、視聴も両方からできる。
- 配信した動画はそのまま保存され、ユーザーのページから振り返って視聴することができる。
- Facebookをビジネスで利用しているユーザーも多いため、イベントや商品・サービスの発表会など企業PRのライブ配信に活用しやすい。
5.LINE LIVE
「LINE」が提供するライブ動画配信アプリ。LINEアカウントを使用してライブ動画の配信・視聴を簡単に行うことができます。
<機能・特徴>
- LINE独特の通知機能を使用しているため視聴されやすい。
- 表情に合わせて変化するLIVEスタンプや、画面の色味を変えるフィルターが用意されており、注目されやすい動画を配信することができる。
6.Periscope
「Twitter」が提供するライブ動画配信サービス。
2016年12月からはTwitter上での利用が可能になり、専用アプリを使わなくてもTwitterからそのまま手軽に配信できるようになりました。
<機能・特徴>
- TwitterのIDでそのままログインでき、簡単に配信できる。
- ライブ動画は Twitterのタイムライン上に表示され、通常の投稿と同じようにハッシュタグを付けることができる。
- 映像の公開対象を、選択したユーザーにのみ公開される「限定公開」に設定することもできる。
7.Instagram Live
Instagramでも、リアルタイムでフォロワーに対して動画を配信できるライブ配信機能が始まり、2017年1月17日から日本でも利用可能になりました。
<機能・特徴>
- ライブ配信を開始するとフォロワー全員に通知が届く。
- ライブ配信終了後の動画は、配信者は24時間に限ってストーリー投稿としてシェア(リプレイ動画)することができ、ユーザーはシェアされてから24時間以内であれば視聴することができる。
- リプレイ動画の早送り早戻しができ、ちょっと見返したい箇所がある場合などに便利。
8.Tiktok
オリジナルサウンドを利用して15秒までのショート動画を投稿できる、リップシンクアプリ系の動画配信サービス。
「手振りダンス」などのダンス系や「全力〇〇顔」などのネタ系の動画などを気軽に配信できることから人気になりました。
<機能・特徴>
- 投稿できる動画が15秒と短かいため、配信に時間をとられないので気軽に利用できる。
- 動画や音声の編集もスマホで簡単にできる。
9.Live.me
2016年4月にアメリカでリリースされ、4ヶ月で500万ダウンロードを達成したライブ配信動画アプリ。日本では2016年7月から提供が開始されました。
<機能・特徴>
- 配信や視聴の操作が簡単。
- Facebookや Twitter、インスタグラムなどさまざまなSNSへ簡単にシェアすることができる。
- 配信者の画面にユーザーが参加する「コラボ配信」、3名までが同時配信できる「グループ配信」といった機能があり、大勢で同時にライブ動画を楽しむことができる。
- 13歳未満のライブ配信は不可。
10.17 Live
台湾発のライブ配信アプリ。世界9ヶ国に展開、全世界で4,000万ユーザーを突破しており、日本だけではなく世界中の人たちとつながることができることから人気を集めています。
<機能・特徴>
- 配信者へお金を贈ることができる「ギフト(投げ銭)」という仕組みを導入している。他のライブ配信でもこういった仕組みは導入されているが、投げ銭が文化として浸透している台湾や中国のリスナーが多いため、得られる報酬が他のライブ配信アプリに比べて比較的高い傾向がある。
- 配信者は一般ユーザーだけでなく、アジア圏で活動する俳優や歌手、タレント、モデルなどの芸能人が多いのも特徴。
- 動画だけでなく、Instagramのような写真投稿機能がある。
11.MixChannel LIVE
動画コミュニティ「MixChannel」が提供するライブ配信サービス。当初は、配信は一部のユーザーだけに限定されてましたが、2017年3月にすべてのユーザーが配信可能になりました。
<機能・特徴>
- ライブ配信中に2,000曲以上の人気楽曲のカラオケ音源を使って歌うことができる「カラオケ機能」がある。
- 複数名で運用できる「共同アカウント」を作成することが可能。
12.Pococha
DeNAが運営するライブ配信アプリ。
<機能・特徴>
- Twitter・Facebookのアカウントを使って登録でき、Twitterとの連携もできる。
- お気に入りの配信者を応援するファンコミュニティを作る「ファミリー機能」がある。
13.SHOWROOM
「仮想ライブ空間」を掲げるストリーミングサービス。アーティストやアイドル、タレントなどのライブ配信を視聴でき、また誰でもライブ配信をすることが可能です。活躍したいパフォーマー、またパフォーマーを応援したいファンにとっての新たな活動の場として注目されています。
<機能・特徴>
- 視聴時にアバターを使って参加でき、またリスナーとして上位になると前方の席取りができるなど、お気に入りアーティストの実際のライブに参加しているように楽しむことができる。
14.マシェバラTalk
PC、スマホどちらからの配信にも対応しており、手軽に楽しめる動画配信サービス。
<機能・特徴>
- 配信者とユーザーが1対1でコミュニケーションを楽しむことができる、業界初の「プライベート配信機能」が特徴。
15.Twitch
ゲームに特化したライブ配信プラットフォーム。運営母体はAmazonで、一般のユーザーがゲームの実況プレイを配信しているほかゲーム関連企業のイベントなども配信されています。
<機能・特徴>
- 無料会員でもゲームの実況を高画質で長時間配信することができる。
- TwitterやFacebook、Youtubeなどへの連携が簡単にできる。
- 過去動画はYoutubeにアップロードすることが可能。
16.Mixer
マイクロソフトが運営する、ゲームの実況を中心としたライブ配信ストリーミング動画配信サービス。
<機能・特徴>
- 「FTL(超光速)テクノロジー」という独自のストリーミングプロトコルを使用しており、配信の遅延時間は 1 秒未満という迅速な配信を可能にしている。
- Windows 10 、 Xbox Oneで配信ができる。
まとめ
SNSだけでなくある分野に特化した配信サービスも開始されるようになり、ライブ動画配信は今後ますます多様化していくと思われます。
目的に応じてアプリを使い分けるといった活用も考えられるでしょう。
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