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2021/01/15

Twitterの「フリート」機能とは?ソーシャルリスク担当者は知っておきたい基礎知識

これまで数々の炎上、誹謗中傷事案の舞台となっているTwitterは、ソーシャルリスク対策において無視できない存在です。そのTwitterがこの11月、新機能「フリート」をリリースしました。まだ発表から日が浅いため、今日は大まかな機能を把握するとともにソーシャルリスクという観点からどのような点に注意すべきかをまとめていきます。

フリート機能とは何か

フリートとは、2020年11月11日に発表されたTwitterの新機能です。通常の投稿と同じようにテキスト、画像、動画のほか、ツイートを共有することができますが、24時間後に自動的に削除されるという点でInstagramのストーリー機能に類似しています。

まず、Twitterを開くと画面上部にアイコンが出ています。投稿から24時間はフォロワーのタイムライン上部と自分のプロフィールアイコンにフリートが表示されるようになっており、ここをタップすることで操作することができます。

通常の投稿とは異なり、フリートに対して「いいね」や「リツイート」はできません。ただし、絵文字やコメントで反応することは可能で、コメントはTwitterのダイレクトメッセージとして投稿者へ通知される仕組みになっています。

なぜ今フリート機能が生まれたのか。その背景にあるのは「原点回帰」のようです。元々は匿名アカウントで個人が気ままに「今」を切り取った素直な呟きを投稿するのがTwitterの利用場面でした。しかし集客・販促目的での利用や企業の公式アカウントが増えコミュニティが複雑に醸成される中で、投稿する際に社会性や他人の目を気にする傾向が強くなっていました。そこでユーザーが「リツート」や「いいね」をたくさん得られる投稿をしようというプレッシャーを感じずに、その時のできごとや気持ちをリラックスして共有できる手段としてフリートを公開したとTwitter Japanは説明しています。

押さえておくべきフリート機能の特徴

それでは、フリート機能についてもう少し具体的に確認していきましょう。まず、テキスト、画像、動画のほか、ツイートを共有することができるというのは先に触れた通りです。
ハッシュタグや複数の@リプライをフリート内に掲示できるため、特定のキャンペーンや複数の関連するTwitterアカウントに誘導するという使い方も可能です。時限的な投稿とはいえ企業や個人の宣伝活動でも活躍する場面はありそうです。

公開範囲の設定ができない

24時間限定公開の投稿である点も既存のInstagram・Facebookのストーリー機能と同じですが、大きな違いとして公開範囲の設定ができない点が挙げられます。

Instagramの場合、公開アカウントなら初期状態では誰でも、非公開アカウントの場合はフォロワーのみがストーリーを見られるようになっています。ただしフォロワーの中でもあらかじめ「見られない人」を個別に設定したり「親しい友達」リストを設定し、公開先として指定することも可能です。Facebookも同様で、シェアする範囲について「公開」「友達とつながり」「友達」「カスタマイズ」と段階的にコントロールすることができます。

一方でフリートは、ツイートをフォロワー以外には非公開とする、いわゆる「鍵アカ」でなく全体公開のアカウントの場合、公開範囲を限定することは今のところできません。

投稿者は投稿を見た人とその反応がわかる

投稿したフリートはフォロワーのタイムラインの最上位に24時間固定表示されます。特徴的なのは「リツイート」や「いいね」ができない点と、投稿者が既読ユーザーを確認でき、見た人の反応をDMで受け取ることができる点です。

 

「リツイート」や「いいね」を封じることでツイートの拡散力は失われます。しかし投稿への反応が投稿者以外に見えない形で届くことは、投稿者自身が外面や発言力といった周囲の評価を意識せず自由に発言できるように考慮された仕様であると考えられます。

もちろん、フリートに共感したユーザーも他者の目を気にせずコメントすることができます。直接のやりとりを通じて投稿者と深く繋がるきっかけとなるかも知れません。さらにフリート内でライブ配信ができる機能や、絵文字などの「ステッカー」を使える機能も今後追加予定と公表されており、ユーザー同士のカジュアルかつ密接なコミュニケーションを後押ししてくれることが期待されます。

なお、TwitterのDMの設定で自分がフォローしている人以外からの反応を受け取らないことはできますが、自分がフォローしている人を含めたすべての反応(DM)を受け取らない設定は2020年11月12日現在できません。

まだリリースされたばかりで使いどころを考えているというユーザーもいるでしょう。InstagramやFacebookも利用しているユーザーであれば、後々まで残らない形で気軽にテキストや画像、動画を共有したいと思う場面では使い勝手のわかっているInstagramやFacebookのストーリー機能を選ぶケースも少なくなさそうです。とはいえInstagramの中でもフィード投稿とストーリー機能が使い分けられるように、今後はTwitterの利用用途やそのネットワーク上の立場を踏まえて自然と使い分ける場面が見えてくるのではないでしょうか。

企業のリスク担当者はどう捉えるべきか

数あるネットでの誹謗中傷、炎上事例でも示されている通り、Twitter上の投稿はソーシャルリスク対策において最も意識すべき対象です。匿名という性質上、不適切な投稿が拡散されたり不当な情報が一人歩きするリスクが高く、ソーシャルリスニングを実施している場合には監視対象に含まれていることがほとんどでしょう。
「リラックスして投稿できるように」というフリート機能リリースの背景にもある通り、24時間限定という性質から、よりラフに、考えずに投稿されるケースが増えそうです。フォロワー全ての目に留まり得る以上、フリートの内容がトラブルを引き起こす可能性は否定できず、むしろ意図せず誰かの権利を侵害してしまうリスクは高いと考えられます。

SNSの利用が広がる中で、変化に適応すべく社会のルールは変わりつつあります。最近ではInstagramのストーリー機能に関して、他人の投稿動画を勝手に他サイトへ転載した投稿に対して違法性が認定された判例もあります。この判例は、元の動画の投稿者の著作権と被写体の人物の肖像権侵害を認めただけでなく、投稿者の意図した公開範囲を判断する材料として時限性というストーリー機能の特徴を用いた点で画期的でした。
(参照:最新事例から改めて考えるSNSの投稿リスク〜Instagramのストーリー機能

フリートについて、現時点ではTwitterの機能拡張の一ニュースに過ぎませんが、ユーザーに与える影響や新たな利用法の可能性など、長期的に変化を捉えていく必要があるでしょう。ソーシャルリスク対策の担当者は、この比較的新しい社会問題に向き合う上で、世間の動向や価値観、法律などの変化に敏感であることが求められます。アディッシュではソーシャルリスニング等での豊富な実績をもとに、最新動向を踏まえたリスク対策支援サービスを幅広く展開しています。業界動向の把握や自社の取り組みに不安をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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